一心堂印房

はんこについて

印材の選び方
はんこについて
2018年07月29日

今回のテーマは、

印鑑の基本中の基本、印材の選び方です!!

 

ちょっと長くなってしまうので、結論だけ知りたい!という方は最後だけご覧ください(*´▽`*)

気になる印材だけご覧いただいても嬉しいです(*´▽`*)

 

 

一心堂では様々な印材の種類を用意しています。

大きく分けると5つに分類されます。

1、動物性の印材

2、木の印材

3、宝石印材

4、チタン、カーボンなどの新印材

5、その他の印材

以下、順番に紹介していきます!

 

【1、動物性の印材】

古くから朱肉の馴染みがよく、耐久性があると言われているのが動物性の印材です。動物性の印材には主に3種類あります。写真は、手前から順番に「象牙」「牛の角」「黒水牛」です。

「象牙」は文字通り象の牙からできていて、人でいう犬歯のようなものなので、たいへん丈夫です。ワシントン条約で輸入制限がかかっていることから、希少性の高い印材になっています。朱肉の馴染みがよく、使い込むほど味が出ることもあり、昔から印材の最高峰と言われていて、未だに根強い人気を持っています(*^^*)

「牛の角」は陸牛の角で、「黒水牛」は水牛の角を黒い塗料で染めたものです。角は皮膚の延長なので、人でいう爪のようなもの。象牙に比べるとどうしても弱い部分はありますが、長く使っていらっしゃる方も大勢います。朱肉で傷むことはありませんが、乾燥に弱いのでこまめに植物性の油でお手入れすることをおすすめします(*´`*)

 

【2、木の印材】

木の印材でよく使われているのは「柘」で、安価で温かみもあるので古くから使われている印材です。朱肉は油を含むため木は傷みやすく長く使いたい方には不向きです……。

 

【3、宝石印材】

宝石印材は、石好きの方は必見です!!印鑑は昔からおまもりとしてお持ちになる方もいらっしゃり、パワーを持つ石は印材にぴったりです。石の印材は傷む心配はもちろんありませんが、衝撃に弱いため、ぶつけないようにだけは十分お気を付けください(・・;)

 

【4、「チタン」、「カーボン」などの新印材】

「チタン」、「カーボン」などの新印材は、希少価値が高くなってきた象牙の代わりとして生まれたものです。「チタン」は金属製の印材で、朱肉の離れがよく重さも手伝って、とても押しやすいのが特徴です。「カーボン」はチタンと同様に丈夫で、とても軽いのが特長です。印鑑は欠けると縁起が悪いと感じる方が多く、実印の場合は使えなくなってしまうので、欠けてしまうのが心配という方にはおすすめの印材です!

 

【5、その他の印材】

上記に取り上げた印材の他にも色々な印材があります。既成の認印などは樹脂でできていることが多いです。

 

 

【まとめ】

実印や銀行印は一生使っていただくものなので、傷む心配のない丈夫な印材をおすすめしています。長く使っていただくほど個性がでる「象牙」や、固くて丈夫な「チタン」「カーボン」がたいへん人気です。

認印には、丈夫で重みのある「チタン」または、お値打ちで比較的丈夫な「黒水牛」がおすすめです♪

 

 

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