一心堂印房

一心堂印房の歩み

創業期(初代)

昭和22年、岡崎市の伝馬町で一心堂印房は創業しました。戦後間もない頃で、外回りの販売で生計を立てていましたが、思うように売れず、頭を悩ませる毎日だったと聞いています。決して順調ではなかった一心堂印房。今日に至るまでには、二人の大きな存在があります。

一人目が、創業者・神道 長です。苦しい日々が続く中、神道 長は幾日もお客様を探して歩き続けました。ある朝、朝食を済ませ、持っていた箸をふと倒したところ、神のお告げのように北の方角を指したのです。自転車を借りて、藁にもすがる思いで北へ北へと進みました。するとトヨタ自動車の門衛に懐かしい戦友が立っていました。運命的な再会を果たして話は進み、購買担当者を紹介していただくことに。そこから実績を作り、中部電力様や岡崎市役所様へ取引を広げていきました。神道 長の仕事に対する「誠実さ」が、転機を引き寄せたのだと思います。

成長期(二代目)

二人目が、二代目・神道邦男。印章業界のパイオニアです。印鑑が美しく見えるように特注の什器を製作。大きく価格を表示したり、ショッピングセンターに出店したりして、誰でも入りやすい「オープンなイメージ」を与える店舗を展開していきました。

お客様に寄り添った接客もそうです。当時の印鑑業界は排他的で、こうした取り組みに眉をひそめる同業者もいました。しかし、神道邦男の考えは「すべてはお客様のため」でした。お客様から信頼を得て店舗数も拡大し、現在に至っています。

発展期(三代目)

そして時代は次の世代へ。
現在は三代目・神道 裕が、事業を引き継ぐべく、日々精進しています。時代のニーズに合わせたオンラインでの注文や、マイブランドスタンプと名付けた新商品も始めました。

次の目標は創業100周年です。時は流れても、一心堂印房の心は変わりません。お客様の「大切な日のお手伝い」ができるよう、誠実な商売を続けていきます。

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